目黒の秋刀魚
2008年 09月 22日
秋刀魚の塩焼き@栄清丸
落語に「目黒の秋刀魚」という滑稽噺があるが、お殿様が山の中の目黒の茶屋で食べた秋刀魚は美味しかったのかどうか? 茶屋の店主が初芝で購入後、腐らないように塩をしてほぼ2時間の道のりを歩いて目黒まで帰る。この常温での2時間というのは現在の調理においても秋刀魚に塩を馴染ませるのには最適な時間なのだそうだ。
栄清丸では通常、薄塩をして冷蔵庫で一晩寝かせるそうだが、今回は「目黒の秋刀魚」ということなので常温で2時間をお願いした、それがこの画像。当時のように炭焼きすればもっと風情を味わえたかも知れないが、そこまでは無理。(笑)
さすがにこの時期、脂ののった秋刀魚を酢橘であっさり食べながら吟醸酒を飲むというのは至福のひととき。すっかり飲み過ぎてしまってただの酔っぱらいとなってしまった。