大社消防署@島根
2013年 07月 11日

設計:不明
大社文化プレイスの真横にあるので伊東豊雄氏の設計にも見えてしまうのだが、消防庁舎ならともかくただの駐車場を設計することはなかろうと思いつつも、大社文化プレイスの設計のついでにスタッフの誰かが片手間で仕上げたのではないかとも思えてしまう。それほど斬新なわけではないのだが、わざわざコストの上がるアールを使っているのが気になる所。
官公庁の仕事をしたことが有る方ならすぐに判ると思うが、地元の設計事務所に発注するような物件は概ね予算が無くてちょっとした空間の遊びどころか、こんなに大きくアールを使ったレイアウトは中々出来ない。そのくせ詳細図だけは山ほど要求される。以前、ALCの取り付け方法まで描かされたことがあるが、こうなると詳細図というよりは施工図。(笑) そういう意味でこの建物の水切りの収まりが綺麗じゃないのもひょっとしてと思わされた所以。
まぁ、大社文化プレイスに合わせたデザインということで発注すれば地元事務所でもこの程度は出来るだろうということか。う~ん、しかし、同じ立場に立たされたらそんな仕事はあまりしたくないかも。大社文化プレイスに張り合えるようなデザインをと言われれば頑張れるかもしれないけど。まぁ、頑張っても伊東豊雄氏には敵わないんだけど。(^_^;)