建築デザインと日々徒然


by agharta_u_design
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

倉敷中央病院

b0159567_11504854.jpg
設計:不明

今では一街区が全て病院施設が占めるという民間病院とは思えない巨大病院。駐車場だけでも優に二街区は確実に占拠しているし、それでも駐車場不足に往生するという凄まじさ。そんな現代テクノロジーの集積されたような施設なのだが、意外なことに南面にはレトロな擬洋風建築が残されている。そう言えば、父親が20年前に入院した際には同じく南面の木造の病棟だったか、まぁ、そちらは今は建て替えられてしまって跡形も無いが。

ググってみるとここの創立者も倉敷紡績社長で大原美術館なども設立した大原孫三郎、ということは薬師寺 主計氏が設計を担当していたのかもしれないが、それを裏付ける資料は見つからなかった。創立当時は、従来の病院のイメージを払拭する為に、病棟に赤レンガと赤い屋根を取り入れたデザインを採用し、患者や外来者が自由に利用できる温室や結核病棟の横には噴水のある中庭などもあったらしい。それで現在も温室等が形は変えているが残されているのに納得。

偶然、この横を通りかかったらバリケードがされて、室内の荷物が運び出されていた。保育園と看護学校として使われていたらしいのだが、さすがにこの施設じゃ現代的な教育を施すには設備の改修もままならないということで建て替えられるのかもしれない。と思うと慌てて車を止めて撮影してしまった。実際にはどうされるのか判らないのだが、出来るのなら資料館的な内容で現状のまま一般公開、最悪でもどこかへ移築という形になってくれれば嬉しい、というのは無関係な建築ファンの我儘か。
[PR]
by agharta_u_design | 2013-02-15 12:19 | 建築鑑賞