建築デザインと日々徒然


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茂松庵@岡山

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設計者:不明

築庭当時、藩主の来園通路にあたる山桜、楓、松で彩られたこの林の中にそっと佇む茶室は「花葉軒」と呼ばれており、歴代藩主により茶会が催されていた。特に天明年間降は裏千家を頻繁に招いていたといわれる。明治以降は現在の「茂松庵」と改名されたが、こちらも戦災で消失してしまった。園内で最初に復元されたのがこの茂松庵だということらしい。

こちらも数寄屋建築だが、延養亭と同じく余り繊細さを感じさせないデザイン。やはり屋根のデザインがいまいち垢抜けなさを感じさせるようだが、茅葺屋根の素朴さが表現されているということなのだろう。内部空間も至ってシンプルで静謐な雰囲気を醸し出している。全体的には取り巻く林と融け合ってなかなか趣き深い情緒を湛えていると思う。

どうやらこちらは季節のよい時期の週末には抹茶が振舞われたりしているらしいし、お茶席としてレンタルすることも可能なよう。そういえば栄唱の間や墨流しの間が結婚式場としてもレンタルされていたのには驚いた。式の準備をしていた栄唱の間の奥にある能舞台が表から見て取れたので眺めていたら、野良犬のように追い払われたのを思い出した!(怒) まぁ、髭を生やした変なおっさんがデジカメ片手にぼーっと立っていたら怪しいわな、確かに。(;´д⊂
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by agharta_u_design | 2012-08-02 12:09 | 建築鑑賞