古地図と巡る笠岡今はむかし物語
2012年 07月 11日
制作:この指とまれネットワーク委員会
ここ1年少しほど時代小説を読むようになり江戸の当時の地形が理解出来ればもっと愉しめると思い、ブラタモリを観たり、江戸の古地図を眺めたりすることがあるのだが、もともと東京自体の土地勘がないのでいまいちピンとこないというのが正直なところ。まぁ、眺めていればそのうちに目が馴染んでくるだろうとは思うのだが、やはりリアルな感情が伴いそうにない。
そんなことを思っているうちに、再開発前の笠岡駅前近辺の都計図と再開発後の都計図を比較して、再開発前の写真を貼り付けていったら面白いかも知れないと思うようになった。そんな時、友人のblogで知ったのがこのマップ。明治初期の笠岡の古地図の写真と再開発前の駅前界隈の手書きのマップが載せられており、旧跡なども簡単ながら説明付きで紹介されている。これはかなりリアルな感情を伴って見られるのでかなり面白い。
そんなことをしていると先輩が70年半ばぐらいの駅前周辺の住宅地図のコピーを持って来てくれた。さすがにこれは既に敷島紡績跡地にニチイが入っているが、駅前界隈はまだまだ再開発前の状態で商店の店名はおろか個人名まで記されており、眺めているだけでかなり面白いし懐かしい。斉藤や坂本の中華そばも当時のままである。ノスタルジーに浸るつもりはないが、そろそろいい歳なんで一度こういう物を整理して私的に愉しめるようにしておけたらいいなと思う。