The Da Vinci Code
2012年 04月 17日
'06年5月20日日本公開、主演 トム・ハンクス、監督 ロン・ハワード
ダン・ブラウンの小説ダ・ヴィンチ・コードを映画化、フィクションであるのに「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている。」などと謳われているので話がややこしくなる。更に冒頭に登場する「オプス・デイ」は実在する組織であるが、秘密結社の「シオン修道会」やその「秘密儀式」は想像上のもので更にややこしい。そのせいもありローマ教会はキリストを冒涜したものだとしてボイコットを呼びかけたが、それが余計話題を織り上げたような気もする。
ルーヴル美術館で殺された館長のジャック・ソニエールの死体はダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」を模した形で発見された。ハーバード大学の教授ロバート・ラングドンはフランス警察のベズ・ファーシュ警部に呼び出され、この事件の捜査協力を求められる。そしてロバートは知人よりダ・ヴィンチが描いた「最後の晩餐」にはキリストはマグダラのマリアと結婚しており、磔にされた時、彼女はキリストの子供を身ごもっていたという暗号が含まれている事を知る。
正直、キリスト教に対してほとんど知識のない私にはこの内容のどこがキリストを冒涜しているのかよく判らなかった。当然、ローマ教会がボイコットを呼びかけるまで不快感を示した意味も不明。National Treasureのリンカーンをキリストに換えたらlこういう内容になるのか的で、個人的には充分満足のいくサスペンス映画だった。