ふくやま美術館@広島
2012年 04月 13日
設計:佐藤総合計画
いわゆる巨大設計事務所で一級建築士だけでも160名を超える凄まじさで、オフィスも全国に6箇所程度ある、これもやはり凄まじい。巨大設計事務所らしいそつのないデザインをどう捉えるかは人それぞれということか。東京国際展示場を設計しているといえば誰にでも判り易い。個人的には少し破綻をきたしているようなデザインの持つ緊張感が好き。(^_^;)
高さを抑えて水平ラインを強調することにより借景となる福山城との景観の調和を図っているのだろうけど、それだけじゃ建築的な面白さは無いような気がする。しかし、この景観が'96年度の「都市景観100選」に選ばれているのだから、また私の感覚が世間様と乖離しているのが判明。個人的には前庭の高橋秀氏による「愛のアーチ」の方がよほど印象に残った。
基本的には福山市広域圏、瀬戸内圏ゆかり作家を中心に日本の近・現代美術、ヨーロッパ近現代の美術品および美術関連資料の収集・保管・展示・調査研究・普及活動を行っている。そのせいかやたらモニュメントの類があちこち展示されており、建物を見るよりはそちらを見ている方が愉しい。(。。)☆\バキ そうそう、エットレ・ソットサスを中心に1981年に結成されたイタリアのデザイン集団「メンフィス」によるプロダクト・デザイン展はなかなか興味深かった、って何年前の話じゃ!(^_^;)