でびらかれい
2012年 02月 02日
瀬戸内の冬の風物詩的な食材。
一般的には「でびらかれい」と呼ばれる事の方が多いと思うのだが、一部では「このはかれい」と呼ばれる事もあるそう。正式名称は何なのかぐぐりまくってようやく「タマガンゾウビラメ」であると判明。「かれい」と呼ばれているのにその実「ひらめ」の仲間であったことはちょっと驚き。ということは、刺身にしてもなかなか美味しいのじゃないかと思う、今度、魚庄にお願いしてみよう。(。。)☆\バキ
さて、瀬戸内では15センチ程度以下のものは干物にされることが多い。それを荒縄に通して売られている姿が一般的で、袋詰めになっているような物はお土産用の10センチ以下の物が多い。今回、魚庄が入手してくれた物はどれも15センチ弱程度で大きさが揃っている上に、身の厚みもあるし、干され具合も実に見事。これを骨からの見離れを良くする為に金槌で全身叩いて火で炙ると・・・何とも言えない芳ばしい香りと共に全身にじっとりと脂を纏い出す。もう、これだけで美味しいのは間違い無し。身をほぐしたら醤油と七味で味付けすれば完成。
ほぼ成魚に近い20センチ程度の物は煮付けにされることが多いと思う。昔はちょくちょく食べていた記憶はあるのだが、最近はめっきり久しい。今回の物も魚庄が用意してくれたもので、懐かしさだけではなくなかなか美味しい魚だったと再発見。いや、瀬戸内に住んでいると美味しい魚が食べられて実に幸せだ。