春の瀬戸内の小魚
2011年 04月 19日
子持ちハゼ炊いたん&小河豚炊いたん
ちょっと取り上げる時期を逃してしまったが、まだぎりぎりセーフかと。(^_^;) 4月になれば瀬戸内の鯛も子を胎みだし、その姿もさらに桜色が掛かり「桜鯛」などと呼ばれて重宝されるのだが、やはり個人的には鯛なんて魚よりはこういう小魚の方に目がいってしまう。ハゼのしっとりとした身の食感、ほくっとした子の舌触りは何ともたまらないし、小河豚のしっかりとした少し弾力のある食感も堪らない。
これからだとギギと呼ばれる事の多いヒイラギ、メコチなんてのが旬に入ってくるのが楽しみ。炊いたギギの身の脂のノリの素晴らしさ、胆の美味さは想像しただけで日本酒が飲みたくなる。メコチは炊いてもいいんだけど、やはり天ぷらにしてその身のふわっとした食感や甘さを楽しむのもいいかもしれない。そうそう、鰈を刺身にしてポン酢で頂くというのは絶品かな。唐揚げの美味しさは余りにも有名だが、刺身の美味さも抜群なので是非とも未体験の方はお試しあれ。(^_^;) 刺身といえばベイカの刺身なんてあまり知られていないが、これも絶品、腹が痛くなるまで食べ続けられると思う。(。。)☆\バキ そうそう、これからはまさに蝦蛄の季節なんだけど、今年は値が下がって欲しいものだ。
笠岡で育ったせいで小さい頃からこういう小魚を食べる機会が多かったのだが、40歳過ぎた辺りから動物系の脂がきつくなり一気に魚へシフトしたような気がする。(笑) 不便な土地柄だけれど、新鮮な瀬戸内の小魚を手軽に食べられるというのは有り難い。まぁ、それが田舎暮らしの特権とでもいうか。(^_^;) 最近じゃ瀬戸内の小魚を江戸まで直送して「売り」にしているお店まであるそう。江戸なら江戸前の小魚を食べればいいのにとつい思ってしまう。