成羽町出身の洋画家 児島虎二郎を顕彰する美術館。
'94年に同じく竣工、開館したサントリー・ミュージアム天保山とは大きく異にしたデザインに驚いた。安藤忠雄氏ぐらいの事務所になると同時期の設計でもここまでデザインの違う物が同時進行するものなのか。サントリー・ミュージアム天保山がスチールとガラスを主体としたそれ以降のデザインの基本となるものなら、この成羽町美術館はそれまでのRC主体のデザインの総決算なのかも知れない。そういえば「大阪府立近つ飛鳥博物館」も'94年だったか。
主な収蔵物として児島虎二郎の洋画が約100点強、氏が収集した考古学資料が600点、成羽地方産出化石約700点ほどある。
設計 - 安藤忠雄・安藤忠雄建築研究所
竣工 - 1994年
構造 - 鉄筋コンクリート、地上2階・地下1階
敷地面積 - 7,607.89㎡
建築面積 - 1,601.98㎡
延床面積 - 2,691.98㎡
成羽町美術館公式ホームページ