私の履歴書 安藤忠雄(建築家)
2013年 08月 05日
BSジャパン 5月2日~23日まで四回に分けて放送。
日経プラス10を観終わったらいつもならすぐにチャンネルを変えるのだが、その日に限ってなにかゴソゴソしてチャンネルを変えずにいたら、偶然、この番組が始まり出演者が安藤忠雄と表示されたのでそのまま観ることに。それにしても最近のテレビ東京は建築家を扱うことが多いのか、それともたまたま偶然なのか。まぁ、そんなことは関係なく世界で活躍されている方の話を聞けるのは勉強になる。
第1話(5月2日放送)「“自己流を貫け” 生い立ち~建築家を志す」、第2話(5月9日放送)「“闘う魂を持ち続けろ”苦労の下積み時代~建築家としての第一歩」、第3話(5月16日放送)「“人との出会いに育てられて”華々しい活躍、そして苦悩…。」、第4話(5月23日放送)「日本のために、身を捧げて…」と、その生い立ちから建築家としてのデビュー、そして成功、更にこれからの自身に付いて語られているのが実に興味深かった。特にデビュー以前の話は断片的に知る機会はあったが、氏自らが語るというのは今後もなかなか無いのではなかろうか。
それにしても氏の出世作ともなる「住吉の長屋」、以前、氏自身が自らの口でこんな家には住みたくない、自宅は普通の木造住宅であると断言されており驚いたことがある。自分が住みたくないような設計をクライアントに押し付けるぐらいの押しの強うさがないと一流と呼ばれる建築家にはなれないのかも知れない。(^_^;) 私自身もこの作品を初めて見た時、格好いいけどこんな家には住みたくないと思ったのを思い出した。