プリンセストヨトミ
2012年 07月 31日
'11年5月28日公開日本映画、主役 堤 真一、監督 鈴木雅之
なんとなく綾瀬はるかが「プリンセストヨトミ」で主役として登場するのかと思っていたが、全然違った。(^_^;) 原作者が万城目学ということなので、どちらにしても「鴨川ホルモー」の様な非現実的な展開はほぼ予想通り。「鹿男あおによし」と合わせて「関西三部作」と称されている模様だが、「鹿男あおによし」はまだ観ていない。映画にでもなってくれれば是非とも観てみたいが、TVドラマの方はちと観るのが時間的に辛いかな。
会計検査院の松平、鳥居、旭の3人は検査のため大阪を訪れるが、謎の団体「社団法人OJO」を期間中に検査をできないまま一旦帰京する。一方、空堀中学校に通う大輔はセーラー服姿で登校することを夢み、実行に移すが彼を待っていたのは壮絶ないじめであった。松平はOJOの実地検査ができることを知り現地へと向かう、大輔は担任教師に早退を命じられ父親とともにある場所へと行く。そして松平と大輔の2人が見たものは地下に眠る「大阪国」であり、大輔は父が大阪国の総理大臣であることを告げられる。
ストーリー的には予想通り徹頭徹尾非現実的なものながら、「大阪国」なんて本当に存在したら楽しいかもと思わせる部分もありなかなか受けてしまう。また、通常マスメディアで報じられる「大阪」とは違う大阪が強調されているのも後味を良くしてくれていると思う。そしてなによりこの映画には親と子、いや父親と嫡男の愛情と絆の強さが根底に流れているようで考えさせられてしまった。