茨木春日丘教会(光の教会)@大阪
2011年 12月 16日
設計+監理:安藤 忠雄+安藤忠雄建築研究所
建築場所は茨木市の住宅街の中と聞いていたが、住宅街とはいってもこれほどの建築が建てられているのだから広々としているのだろうと勝手に思い込んでいた。到着してみると住宅密集地といっていいような場所で、路上駐車も躊躇われるほどの場所だったのは軽く驚いた。まぁ、「光の教会」の正式名称が「茨木春日丘教会」というのも出掛ける直前まで知らなかったというていたらくだからしょうがない。
この時期に手がけられた「水の教会」「風の教会」と似通ったデザインが取られており、15度に角度に付けられたガラススクリーンで切り分けられた外部と内部、十字架をイメージしたスリットが印象的。また打ち放しのRCと対照的に床、家具は木製でかなり濃いオイルステインのような仕上げが為されているのも興味深い。なにより建物周辺を鬱蒼とした植栽で覆っているのはいかにも安藤氏的。
教会ということもあり内部見学は最初から諦めて出掛けたのだが、到着してみると予約しておけば内部見学も出来たことを知り残念な思いをした。まぁ、見学出来ない前提で事前に内部の様子は頭に入れてきていたので、外部から眺めるだけでも内部をイメージ出来たのは幸い。この十字架のスリットを外部から見学出来ただけでもみつけものだったと思う。しかし、今度こそ見学予約を入れて出掛けるぞ!(^_^;)
茨木春日丘教会