エアバッグは開かない?
2011年 02月 09日
友人が渋滞で停車中に後方より追突され弾みで前の車に追突
直そうと思えば直るそうだが、費用的には新車購入ぐらい掛かるらしい。保険会社的にもいわゆる全損扱いで、これを直すのには否定的。という壊れ具合ならエアバッグは動作してもいいような気がするのだが、6ヵ所あるエアバッグはどれひとつ動作していない。ひょっとするとこのエアバッグは初期不良なのか、それとももともとこういうものなのか、気になるので調べてみた。
まず、基本的に正面、側面からの衝撃に対してはエアバッグは動作するが、後方からの衝撃には対応していない。正面からのものでも電柱、カーブ・ミラー等への衝突による部分的な衝撃、また斜めからの衝撃に対しても動作しない。正面全体的に衝撃が加えられなければ動作しない模様。側面は運転手との距離がほとんど無いので比較的簡単に動作する模様だが、フロント部分はエンジンルーム等で比較的距離があるので動作にはなかなか険しい道のりがある模様。
ではどこまで壊れればフロントのエアバッグは動作するのか? 今回の様にぎりぎりラジエターが壊れる程度では動作しない。このラジエターが更に押されてエンジンルーム内にまで衝撃が達した時点で動作する模様。正直、こうなるとかなりの大事故状態、下手をすると人命に関わる場合もありそう。そうこの「人命」がキーワードになる。
車関係で仕事をしている友人3人に質問したところ、エアバッグが動作する際、吹き飛んだ蓋で顔を切ったり、エアバッグ自体で頸椎への衝撃という事故もあるらしい。それ故、怪我等の軽減という目的ではなく、あくまでも人命を守るということらしく、エアバッグが動作しているような車の事故現場はかなり凄惨な状態らしい。それでもエアバッグのお陰で一命を取り留めているケースは多いそう。
自分で調べたり、友人達の話だけなので具体的な数字がないのが残念だが、確かに納得するのに充分なものは得られた。しかし、車を購入する際にそこまでエアバッグに対する説明がなかったのも事実。実際、一般のエンド・ユーザーだと知らない人の方が多いんじゃないだろうか? それとも最近はこれぐらいじゃエアバックは動作しませんと説明しているのか? それはちょっと気になるところ。
どちらにしてもエアバッグが動作するような事態に巻き込まれないのが一番大事、くれぐれもお気をつけ下さい。m(_ _)m