P.R.S
2010年 11月 17日
Paul Reed Smith SINGLECUT 20th ANNIVERSARY GB
GUILD F-30Rを持ち帰る替わりにと友人が置いて帰ったギター。OrianthiやSantanaが使っているという程度は知っているが、それ以上は知識もないので少しググってみた。そうか、Gibson LPやFender STのいいとこ取りという設計でマホガニーバックにメイプルトップというボディに、トレモロユニットとロッキングチューナーを搭載したものが主力機種なのか。この「SINGLECUT」というモデルはその容姿がGibson LPと似ていることからGibson社より訴訟を起こされたが現在は和解しているとのこと。
以上のことを踏まえて眺めてみるが、それほどGibson LPとイメージがダブルということはない。それはヘッドの形状、ポジション・マークの違いに依ることが大きいのかも知れない。それでもBird inlayと呼ばれるこのポジション・マークのデザインは素敵だと思う。また、トレモロユニットとロッキングチューナーは搭載されていないのでそれほどFender ST的なイメージを感じさせることはない。その後、実際にFender BF Princeton Ampに接続してみると、リア、フロント共に実に素直な太い音で鳴ってくれるし、コード・ストロークの切れもいいし、実に弾き易く素性の良さを感じさせるには充分。しかし、個人的には余りにも優等生的な出来映えに萌えなかったのも事実で、普段使っているペダルに繋いでみようという気にまではなれなかった。
エレキといえばGibson LP、Fender STとい時代に青春を過ごしたおっつさんの心を打つには少し先進的過ぎたのかも知れない。50万近い値段なんだがそこまで出すならその半額で'70年代のGibson、Fenderを入手してリペアする方がよほどハートを打つと思う。まぁ、この辺は個人差もあるんだろうけど少なくとも私にはそう感じられた。まぁ、私が現在やっているのがBlues、R&Bよりの曲が多いというのもあるのかもしれない。ちなみにGUILD F-30R、福山の楽器店の何店かで下取り査定をして貰ったところ、私の予想通り6万ということで友人が_| ̄|○ となっていた。見るに見かねたので私が5万で引き取ると現在交渉中。(。。)☆\バキ