基礎工事4
2010年 10月 15日
地中梁増打ち
ちょっと変わった基礎構造にした為、梁せいを更に1,000mm増し打ちすることに。当然、柱もその分増打ちしたコンクリートに埋もれてしまうので、事実上は根巻き状態で柱脚を固定したような形になる。しかし、あくまでも「増打ち」なので構造計算適用外になってしまうのはなんとも不思議な気持ち。(^_^;) まぁ、この辺りは1級構造設計士が計算を積み上げた結果なんだから、私なんかが口だしする必要も無し。
それにしても数年前の「構造偽装事件」以降、大幅な改悪が行われてしまい構造設計の自由度が大幅に制限されることになってしまったのはなんとかならないものか。詳細を記する事は出来ないが、そのお陰で今回のような本末転倒な構造を採用しなければならなくなったし、工期的にも工事費的にもかなりの余分なもの見積もらなきゃならなくなった。正方形を斜めから見て平行四辺形で検討する必要はないと思うのだが。(^_^;)
あぁ、構造の話になるとついつい愚痴っぽくなってしまった。(笑) 法治国家である以上、悪法も法、遵守するのが当然。とはいえ、それでは旧構造設計指針に基づかれて設計されている建築物は危険なのかといえばさにあらず、東京都庁だって立派に建っているじゃないか。と、堂々巡りな午後のひとときであった。(。。)☆\バキ