住宅性能評価員
2009年 03月 31日
住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成11年法律第81号)
「新築住宅の契約に関する瑕疵保証制度の充実」「住宅性能表示制度の創設」「住宅に関する紛争処理」を目的に施行された法律。これに申請された物件の書類審査、現場検査を行うのがタイトルにもある「住宅性能評価員」。当然、それなりの資格を有する必要があるので、'00年に広島で行われた講習会に3日間も参加した覚えがある。しかし、取得後、鳴かず飛ばずの資格であったのもこの資格。(笑)
それがこの10月以降に引き渡しされる住宅に義務づけられる「瑕疵担保保険」がこの資格に大きく絡んできた。いくら着工件数が激減しているとはいえ全ての住宅が対象となれば、当然、現在の審査体制では対応しきれない。そこでこの「住宅性能評価員」の資格を持っている建築士を現場検査の派遣しようとなった。まぁ、やっと本来の有資格者としての職能分担が出来るわけだ。
他にも阪神淡路大震災を契機に設立された「応急危険度判定士」、これも取得しているが、こちらは職能を分担する機会が無いことを祈るばかりである。